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2025年5月11日・復活節第4主日(C)

使徒言行録13.14,43-52・詩編100.1+2,3ab,5・黙示録7.9,14b-17・ヨハネ10.27-30

今日の福音で書かれている箇所の少し前に、イエス様は、御自分の事を「良い羊飼い」であると書かれています。信頼できる羊飼いとして、羊飼いは、自分の羊を知っており、同時に、羊も羊飼いを知っているのです「ヨハネ10.11,14参照」。今日、私たちは、良い羊飼いと羊たちの間にある終わりのない繋がりと深い交わりを共に祝います。そうです。良い羊飼いの主日をお祝いするのです。私たちは、永遠のいのちの約束と、誰一人としてイエス様の愛から離れることができないという真実について知っている事/理解を新たにするようにと招かれています。

 

イエス様のご復活後の使徒たちの生き方についてのほぼ3週間にわたる黙想の中で、私たちは、使徒たちの忠実さと、迫害を受けながらも、そして、今日の朗読にもあるように、もしかしたら神さまについての知識が豊富であると自負しつつ、使徒たち(特にパウロやバルナバ)によって教えられているイエス様についての真実に対して大いに否定的な人々の妬みなどの多くの障害にもかかわらず、使徒たちは神さまのみことばを広め続けた事を学び続けています。

 

様々な迫害や福音を広め続ける忍耐力に関する使徒たちの経験は、使徒たちが、どのようにして、強く結束した集まりを育て上げ、イエス様とのつながりをもっと深めていったのかを物語っています。(ひつじ達と良い羊飼いのつながりを通して説明されています。)

 

何度となく、自分自身が自分の敵であると思う時、同様に、まわりの人びとや私たちが生活している状況/環境によって失望している時、私たちは、心から耳をかたむけ、従い、そして、イエス様の導きに忠実であり続けた使徒たちの励ましを思い出します。

 

今日の私たちの特別な祈りの意向として、教会や隣人たちのために奉仕するという神さまからの招きに応える事に対して意欲を失っている人々を迎え入れましょう。私たちの良い羊飼いが私たちに教えて下さっている、決して切り離す事のできないつながりをはっきりと知るのを妨げている様々な経験のために、多分、彼らは、「信仰する」という事から離れ彷徨ってしまっているのですから。