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2024年5月5日・復活節第6主日(B)

使徒言行録10.25-26,34-35,44-48・詩編98.1,2+3a,6+7b+8b・1ヨハネ4.7-10・ヨハネ15.9-17

先週のみ言葉の分かち合いのポイントは、私たち信徒の一人ひとり、特にイエス様と真に 繋がっている人々にもたらされる豊かな実り・作り出されるものについてでした。 私たちは、イエス様が私たちと繋がってくださっているぶどうの木である事を学びました。ですから、イエス様が私たちにご自身の事を教えて下されば下さるほど、イエス様が私たちひとりひとりとの繋がりの深さについて説明して下されば下さるほど、イエス様は、 私たちをご自身と結び付けている愛についてはっきりと示してくださるのだという事を、 私たちはいつも忘れてはならないのです。私たちは、神さまの愛がしっかりと結びついて いるという事を、単に結論づければ良いのです。復活節第6主日の朗読は、私たち皆と 神さまを結び付けている愛について、はっきりと述べています。私たちは皆、いつも 神さまの愛の光のうちに生きて、交わるようにと召されています。私たちは、神さまの愛の光のうちに生きるために、空っぽの言葉・口先ではなく、行動を通して心で感じ見なくてはならないという事を、今までの黙想(分かち合い)によって導かれました。

 

  今日の第一朗読で、ペトロは、神さまの愛が人種を超えたすべての人々に注がれている事の真理について述べています。神さまのみことばと神さまの愛は、私たち皆のためのものなのです。神さまのみことばを聞く人々は、聖霊の賜物を受けます。かつては、神さまを 信じていなかった異邦人たちも、み言葉を聞くようになられ同じ賜物を受け、洗礼を受け ました。

 

  聖霊がいつまでも満ち溢れるようにしましょう。私たちは、ペトロのように神さまの 愛と、聖霊が私たちのうちに宿るという約束の真理について、語る事ができます。この ようにして、私たち一人ひとりは、普段ではできない事がそれ以上にできるようになり、 そして、神さまの愛のうちでのみ、よりよく生き、お互いにもっと交わりを持つ事ができるようになるのです。ヨハネの第1の手紙から、私たちが目指している神さまからもたら される愛を見出すことができます。

 

 

  イエス様は、私たち全てを奴隷ではなく、友として深く考えて下さっています。 イエス様の溢れ出る愛のうちに、イエス様は、そこまで私たちの事を考えて下さっているのです。確かに、イエス様は、私たち皆に、特に私たちがイエス様がどなたであるのかを 忘れてしまった時に、ご自身の事を教え続けておられます。イエス様は、最も良い生き方を私たち皆に語り続けておられるのです。友とは、そういうものなのです。ですから、招きに答えて私たち皆も真の友となり、それ故に、友を傷つけることなく、誰の事も自分たち よりも下の人間以下であると見下すことのないようにしましょう。