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3月17日・四旬節第5主日 (B)

エレミア31.31-34・詩編51.3+4、12+13、14+15・ヘブライ5.7-9・ヨハネ12.20-33

 

ご復活のお祝いまで残すところ1週間となりました。イエス様が私たちのためになさった事の意味をもう一度振り返ってみましょう。

 

   今日の私たちのよりはっきりとした意図(目的)は、イエス様が私たちのためになさった事からもたらされた信仰を、喜びのうちに私たち一人ひとりがすぐに分かち合う ための意識を高める事です。真に感謝の心を持って生き、分かち合いを続ける事ができますように。

 

   私たちはまた、謙虚な気持ちで日々の生活を送りながら、いくつかの犠牲を 捧げたり、自分たちの言動(主の祈りのような公式に定められているたくさんのお祈りを 祈る事も 含めて)にもっと誠実さや正直さを持つ事で、自分自身と隣人たちのために 素晴らしい事を行う事ができます。確かに、私たちがキリスト者としてもっと成長する ためには、困難な 事ですが日常生活の中での今までの言葉と行いを改めて、日々新しく する事が必要でしょう。

 

   四旬節第3主日の洗礼志願者、特に堅信の秘跡を同じ日に受ける洗礼志願者の   ためのお祈りで、私たちは、洗礼と堅信の秘跡を受けるすべての志願者の一人ひとりが、 神さまと彼らとの間に生まれる密接で断ち切れることのない繋がりについて、もっと深く 黙想できるようにと祈ります。

 

  いわゆる断ち切れることのない繋がりは、神さまからの絶えることのない愛に  よって、しばしば裏切ってしまう私たちが、再び契約を結ぶことができる事を表して   います。神さまは私たちを決してお見捨てにならないので、この契約を一人ひとりがいつも振り返り、神さまがご自分の愛とゆるしを私たちにお示しくださる事で、神さまがいかに 深く私たちを愛してくださっているのかを、私たちが悟る事ができるようにしてください ます。神さまの変わりのない愛を理解する事で、私たちも、神さまへの信仰と従順さに  立ち戻ることができるのです。

 

 

  この契約は、イエス様が地上でのいのちも含めてすべてを捧げられ、新しいいのちを 得られた事によって神さまと結ばれた契約です。この契約は、私たちにとっては新しい契約です。私たちはまた、日々の生活の経験の中でいくつかの犠牲をお捧げしながら、私たちにとって最良であるために、私たちが今までの悪い習慣を改めるための勇気をも授かります。これらすべての目的は、イエス様のご受難と死によってもたらされた賜物と、イエス様の ご復活によってもたらされた恵みを隣人と真に分かち合えるようにする事なのです。