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1月14日・年間第2主日(B)

サムエル上3.3b-10、19・ 詩編40.2+4ab、6、10 ・1コリント6.13c-15a、17-20 ・ヨハネ1:35-42

 

           典礼カレンダーに沿った私たちの教会生活において、今日、私たちは、1つ目の年間の第2主日を迎えます。クリスマスの季節の後の年間と呼ばれている期間は、とても短いです。2番目の年間の期間はもっと長くて、ご復活と待降節の間にあります。確かに私たちは、今までの待降節とクリスマスの間に、退屈することはありませんでした。待降節とクリスマスは、キリストのご降誕の意味することを十分に理解し、そして、教会でそれぞれの家族や友人たちと共に、実際に、そして、ただお祝いするのにふさわしくあるようにと、私たちの意気込みを保たせてくれます。加えて、新年を迎えるという事も、たくさんの人々にとって、決して今までの日々が平凡すぎるという事を連想させるものではありません。

 

   何人かの人々にとっては、「年間」という言葉が作られたことで、教会カレンダーの年間という期間が、特に目立つような事や興味や特別な事がなくて、退屈してしまうかもしれません。けれども、私は、個人的に、私たちの生活の中で最も普通の年間という期間にこそ、常に良い知らせがあるのだと信じています….最も普通の年間という期間での私たちの生活の中に、たくさんの並外れた出来事が起こります。一方、まわりの人びとが、皆で集まりお祝いすることの意味を見出さないような時でも、特に私たちの信仰の中で、私たちは静けさに包まれていることを知ります。実際に、いつも私たちが神さまの存在を知り、神さまのお声を聞き、真に神さまと言葉を交わしている自分たち自身を知り、最終的には、どのように神さまからの呼びかけに対してお応えするのかを、私たちが見出すための最適な時なのです。

 

   今日の朗読では、召命についての特別なテーマについて書かれています。全ての人々が、いつも神さまとの繋がりを持って、真に神さまのお声をお聞きするための耳を持ち、心を開き、他の人々に善を行うようにと召されています。ですから、私たちも、もうすでに神さまからいただいている他に類を見ない賜物分かち合いする事を意味する他に類を見ない賜物を受け入れ、自分たち自身も成長するようにと召されているのです。

 

 

   神さまからの語りかけに静かに耳をかたむける人々は、幸いです。神さまのお声をいつも聞くことができて、神さまからの召し出しに対して、自分から応えられる人々は、幸いです。