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9月10日・年間第23主日(A)

エゼキエル33.7-9、詩編95.1+2、5+6、7+8・ローマ13.8-10、マタイ18.15-20

すべてのいのちを守るための月間(9月1日~10月4日



今日の私たちの朗読(聖書からの一節)だけではなく、私たちの毎日の聖書(聖霊の導きを受けた人によって書かれたもの)朗読(読むという行い)も、私たちに心を変化させるように働きかけます。たくさんの、そして異なる聖書の一節の文脈と背景から、私たちは回心するようにと後押しされているのです。今日の典礼の中心となるテーマは、私たち皆が兄弟姉妹たちの共同体としての教会に所属することに対しての各々の意識について語っています。ですから、他の信者たちに手を差し伸べること、共同体としての責任をもっと強く持つこと、そして、各々が霊的な行路(神さまとの関係)を支えることに対して、私たち皆がどこまで自分自身を捧げてきたのか、自分たちの心についてよく考えるようにと招かれています。つまり、今日、私たちは、兄弟姉妹たちの共同体としての教会の一員になるということはどういうことなのかについての理解を、各々がもう一度考えるようにと招かれているのです。



  回心についての今日のテーマの具体的ないくつかの事柄は、団結と愛とゆるしのある共同体であるためのとても客観的な要素が含まれるかもしれません。つまり、謙虚さと分かち合いと寛大さと真の平和がある共同体と家庭を、私たちは常に渇望していなくてはならないという事を意味しています。



  現代の世界の教会(男女の巡礼共同体)は、毎週日曜日に私たちが会う60か70人くらいのミサの参加者の数よりも多くの祈りと、それ以上に人々に手を差し伸べる召命があります。ですから、差別や、様々な種類の自尊心、独占、憎しみ、無関心、そして、偽りの和解(偽りの善意)から解放された教会を、私たちは思い描いています。これら全ては、真のクリスチャンとしての価値観と本当の教会生活を、常に拒絶する罪と悪です。全力の勇気を出して、私たちの心をよく見つめ、多分、あなたと神さまだけが、私と神さまだけが知っている私たちの罪と不正な行いを認めましょう。つまり、そうなった時、そこから、お互いの真に調和のとれた関係、団結して行動する共同体、そして、真に愛のある共同体をもっとよく回復させるために、私たちは、豊かな恵みのうちに前進することができるのです。



  確かに、神さまのぶどう園には、私たち、教会、兄弟姉妹たちの共同体が成すべきことがまだまだたくさんあります。私たちが愛する人びとを信仰へと呼び戻そうとするための務めが、私たちには、まだたくさんあります。私たち皆で、その責任を果たしていきましょう!

私たちには、償うための特別な努力と十分な時間が必要かもしれません。彼または彼女、そして、あなたとわたしが、どんなにばらばらに散らばってしまっても、どんなに長い間、神さまと離れてしまっていても、私たちがしばしば言うように、神さまの定められた時に、全ての神さまのこどもは、回心するためにちょうど十分な空間を見つけるであろうと、私たちは信じ続けています。



 

  真のクリスチャンとしての価値観と共存しているかのようにみえる罪と悪は強力なので、私たちは、時々、落胆したり絶望したりするかもしれません。けれども、私たちのうちにおられる神さまの存在と力は、さらに強く、そして、いつも私たちの共同体を祝福してくださっています。