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6月18日・年間第11主日(A)

出エジプト19.2-6a ・ 詩編.100.1+2, 3ab,5 ・ローマ 5.6-11・ マタイ 9.36, 10.1-8

 

想起するためのリマインダー

神さまは私たち人間に神さまの愛を示してくださった.

喜びの内に仕え、

派遣され、良い知らせを宣べ伝えよ。

  この3、4週間の主日の典礼は、聖霊のはたらきによって、私たちの信仰の神秘の宣言をもたらしてくださったに違いありません。これまでのお祝いや祭儀は、それぞれのみことば(朗読)の典礼も、ご復活後のイエス様についてのいくつかの出来事を私たちによく伝え、示しています。さらに、どのようにしてイエス様の使徒たちと最初の弟子たちは、すべてに立ち会ったのか、私たちは理解してきました。現代の私たちは、彼ら(イエス様の使徒たちと弟子たち)から分かち合わせてもらった信仰と、イエス様が、ご聖体と私たちの内に、永遠にいてくださる存在の約束を持っています。私たちは、信仰共同体での経験と、個人個人の信仰経験の分かち合いを持っています。

 

  私たちが積極的にミサに与り続けることで、私たちは、いつも忘れてはならないことを心の内に思い起こさせます。第一朗読では、モーセの指導下にあるイスラエルの人々への同様の招きについて書かれています。イスラエルの人々は、彼ら自身で神さまのご意向を目の当たりにしていました。神さまの善を忘れてはならないということは、神さまのご命令に従い、神さまの内にとどまるという契約を守ることに向けられているのです。ですから、彼らは聖なる国の民であり続け、司祭たち(神さまのご意向を究極的に果たす人々)の王国になるのです。



  今日の福音朗読では、神さまの国の宣べ伝えの大切さについて書かれています。つまり、使徒たちは、神さまの愛といつくしみについてのメッセージ、救いと和解のためのメッセージを他の人たちと分かち合うために遣わされました。お互いに愛し合いなさいという神さまのご命令に私たちが従順であることで、私たちは聖なる国の民として居続けられ、神さまのご意向を満たす民となれるのです。



 

  周りの人々の喜びや悲しみを共によく目にする世界において、キリストに従う私たちは、私たちがやるべきことが、確かにまだまだたくさんあるということに気づきます。特に、神さまのみことばに、私たちよりもっと飢えている人々のいる場所に、つまり、文字通り、飢えと渇きに苦しんでいる人々がいるところ、正義と自由に飢えている人々がいるところへ、もっと心の強い勇気のある兄弟姉妹たちが遣わされるよう、祈りましょう。心の強い勇気のある兄弟姉妹たち皆が喜びの内に主に仕え、私たち皆が喜びの内に主に仕え、使徒たち(利便性、安心性、防御性は神さまの摂理に基づいている)のように遣わされ、神さまの望んでおられることが果たされますように。

 

 

 

主任司祭: アルセ・エクソール・マグボー