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5月14日・復活節第六主日(A年)

使徒言行録8:5-8, 14-17; 詩編66.1+2+4,5+9,16+17;1ペトロ3:15-14; ヨハネ14:15-21

 今日、私たちは、主の昇天と聖霊降臨の主日の祭日のための重複しているテーマについて共有しているかもしれません。私たちは三週間後に最も聖なる三位一体の祭日をお祝いし、さらに強められた私たちの信仰の三つの側面は、これらの重複したテーマにもっとも近い結論です。テーマは、一方で、使徒たちにイエス様が今までとは別のかたちで、共に居続けてくださることを約束されつつ、イエス様が御父のもとに戻られることについてです。現在の私たちは、永遠に神さまが私たちの中にいてくださることの受け手です。ですから、私たちは、日々の生活の中で、聖霊の内在について黙想しましょう。

 

第一朗読:

 司祭と教会の指導者(カテキスタ)が、神さまのみことばの意味をすべての人に理解できるように説明し、私たちは、神さまが共にいてくださることを経験する機会を得ます。キリストの最初の使徒たちの時代から、福音のメッセージの宣べ伝えは、彼ら人間の能力ではなく聖霊の力によるものでした。メッセージを聞いた人々もまた、聖霊が共にいてくださることを感じ、聖霊を受け、彼らの人生において癒しと大きな喜びを経験しました。現代社会においての私たちの役割は、神さまの霊の内に、素晴らしい働きを実行することです。

 

福音朗読:

 私たちは、イエス様の掟を受け、これを守ります。私たちの隣人を愛することで神さまを愛するという大きな掟を、私たちは覚えています。聖霊(弁護者)は、この大きな掟を守る力を私たちに与えてくださいます。もし、私たちが日常の生活の中で、聖霊に満たされているならば、いつも無私無欲と他者中心、つまりクリスチャンの生き方に動かされるでしょう。神さまは、共にいてくださいます。

 

第二朗読:

 聖霊が満ち溢れている私たちの生活は、他の人に対して、悪(罪悪)ではなく、むしろ善で満たされています。私たちは、また、神さまへの崇敬(尊敬)と真の愛をもって、神さまと神さまに関わる事柄について話すようにと導かれています。私たちが、他の人々にも聞こえるように、口を開き、神さまのみことばを宣べ伝えることで聖霊の導きに応えながら、私たちの行動と日々の生活が、私たちの口から出る言葉の生きた証となりますように。

 

秘跡を通して、私たちの教会生活に溢れるすべての恵みは、私たちの内にイエス様がおられるというしるしです。私たちの信仰の三つの側面の発展としての来る祭日を記念して、私たちの心の準備をいたしましょう。

 

主任司祭: アルセ・エクソール・マグボー